世界の王様 

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気がついたらリィちゃんは私の腕を握って、屋根裏へ引っ張っていった。
「とりあえず隠れるわよ!」
「えっ、なんで?」

リィちゃんの力はすごく強くて腕を振り払うことはできなかった。
でもこの手は離してはいけない本能ではそう感じた。

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「ミリア、とりあえずクローゼットに隠れるわよ!」
屋根裏の奥の方に隠しクローゼットが有る。
その鍵はリィちゃんが勝手につけたので彼女しかあけられない。(まぁ、彼女しかしらないっていうのもあるが)
「隠れる?どうして?」
「どうしてじゃないわ!とりあえず隠れるのよ!」

私はまだそのときリィちゃんがなんでそんなに必死なのかはまったく理解できなかった。

「きゃっ!!」
私は誰かにぶつかった。
ノアだった。

「ミリア、リィ?なにしているの?」
「何しているのじゃないわよ!ノア、きなさい!」

リィちゃんはノアもひっぱってクローゼットに3人詰め込み、鍵をかけた。

私とノアはすぐ不安になった。
「リィちゃん!どうしてこんな所に閉じ込めるの?」
ノアは不安でなきはじめた。

そのすぐ直後、パンパンと音が何回も鳴り響いた。
そして小さいけれど悲鳴のような音も聞こえて来た。

「リィちゃん、なにがおこっているの?なんで隠れているの?」
リィちゃんは静かにしてと小声でいうだけだった。
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時間が立つにつれ、変な不安が押し寄せる。
なにが起こっているんだろう、下で。
床に耳をつけてもすごく静かで、変にガサガサと音がするだけだった。

ノアは不安で泣きじゃくり、リィちゃんもついに泣き始めてしまった。

「リィちゃん、どうして泣くの?」

リィちゃんはごめんなさい、ごめんなさいとつぶやくばかりだった。

私もあきれてもう寝ることにしようとした。その時だった。

ガチャチャガチャガチャ
ドンドンドン!

心臓が飛び出るくらい驚いた。
先生?でも先生だったらすぐに優しく何をしているのという。

一瞬でわかった。
だれか怖い人がお家へやってきた。
そのだれかがみんなを殺した。

そして私たちも殺そうとしている!!!

「ひゃ、やだ…」ノアは目に涙をためた。
「だめ!」リィちゃんはすぐにノアの口をふさいだ。

「泣いたらだめ、泣いちゃだめ。殺されちゃう!」
リィちゃんは泣いている

ドアが壊されようとする音がずっとずっと永遠にする。
怖い怖い。だれか助けて。

気が狂いそうになるから。やめて!!

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永遠に続くと思っていた音は気がついたらやんでいた。
もう一度音がしたとき、私たちは太陽をみた。

警察のひとたちが助けてくれた。

彼らは私たちをだっこして階段をくだっていった。

リィちゃんは泣いていた。
ノアは眠っているように死んでいた。

私はそれから眠った。
永遠に眠りにつくような感覚だった。

 

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